公認会計士試験の挫折率と理由|私が辞めかけた4つの危機と克服法【体験談】

公認会計士試験に挫折し、打ちのめされながらも、再び立ち上がろうと決意の表情を浮かべている人の様子。 資格の勉強法

「もう、無理かもしれない…」
「これだけ頑張っても受からない。自分には才能がないんだ…」

終わりの見えない長いトンネルの中で、たった一人、心が折れそうになっていませんか?
周りの仲間が次々と合格していく中で、自分だけが取り残されていくような、猛烈な焦りと孤独を感じていませんか?

こんにちは。『HSP会計士の資格戦略室』を運営している、HSP会計士の「うさぼり君」です。

もしあなたが今、そんな挫折の淵に立っているのなら、まず知ってください。
その感情は、あなただけが感じているものではありません。
私自身、合格という光が見えるまで、何度も、何度も、深い絶望の闇に突き落とされてきました。

この記事では、巷の合格体験記では決して語られない、私が公認会計士試験を本気で「辞めよう」と思った4つの危機と、そのどん底から、どうやって這い上がることができたのか、そのリアルな心の軌跡を、正直に、全てお話しします。


長く暗いトンネルの中で疲れ果てて座り込んでいる人が、遠くに見える小さな希望の光(出口)を見つめている様子。

私が本気で「もう辞めよう」と思った4つの危機

公認会計士試験の挫折率は70%とも言われています。私も、その70%側の一人になっても、全くおかしくありませんでした。

危機①:【自己嫌悪の危機】「人並みに頑張れない自分」への絶望

学生時代からの一夜漬けの癖が抜けず、試験が終わるたびに「来年こそは頑張る!」と誓うのに、1ヶ月もすればサボり始めてしまう。
周りの受験生は毎日長時間勉強しているのに、自分だけが怠けているように感じ、**「自分は根本的にダメな人間なんだ」**と、深い自己嫌悪に陥り、何度も辞めようと思いました。

危機②:【孤独とプレッシャーの危機】家族からの「いつ受かるの?」という言葉

独学に近い状態で勉強していた時期は、自分のレベル感が分からず、常に暗闇の中を手探りで進むような孤独感がありました。
そんな中、心配してくれていると分かっていても、家族からの**「いつになったら受かるの?」「諦めたら?」**という言葉が、鋭い刃のように胸に突き刺さり、「もう、期待に応えられない…」と、全てを投げ出したくなりました。

危機③:【焦燥感の危機】「仲間の合格」という、祝福と嫉妬の嵐

これが、最も強烈な危機でした。
一緒に予備校でサボったり、励まし合ったりしていた仲間が、一人、また一人と合格していく。
心から「おめでとう」と思う一方で、**「自分だけが、この場所に置いていかれる」**という、猛烈な焦りと嫉妬の感情に襲われました。彼らがどんどん先に進んでいく姿を見るのが、本当に辛かったです。

危機④:【世間体の危機】「今、何してるの?」と聞かれる恐怖

受験生活が長引き、20代も後半になると、アルバイトという立場に抵抗を感じるようになりました。
久々に会う友人や親戚から、悪気なく投げかけられる**「今、仕事は何してるの?」**という一言。
その質問に答えるのが怖くて、人と会うこと自体が恐怖になっていました。

どん底から這い上がった、私の「心の処方箋」

そんな絶望の淵から、私はどうやって立ち上がったのか。
それは、立派な精神論などではなく、もっと泥臭く、人間らしい感情の動きでした。

危機①の克服法:【諦めと受容】

ある日、「もう、自分に期待するのはやめよう」と、良い意味で開き直りました。
**「自分は人並みに頑張れない人間なんだ」という事実を、初めて受け入れたんです。
そこから、「完璧な計画」ではなく、
「こんなダメな自分でも継続できる、ゆるい計画」**を立てるという思考に切り替わりました。

危機②の克服法:【戦略的撤退と環境の変更】

孤独感とプレッシャーに耐えきれず、一度は「もう無理だ」と感じました。
しかし、通学講座での「周りが気になる」というHSPの辛さも分かっていたので、**「質問サポートが手厚い通信講座」という、自分にとって最適な学習環境に切り替えることで、「一人だけど、独りじゃない」**という安心感を得ることができました。

危機③の克服法:【プライドと最後の意地】

さぼり君
さぼり君

仲間の合格は、正直、嬉しい気持ちよりも、落ち込む気持ちの方が何倍も大きかったです。でも、同時に、心の奥底に眠っていた**「自分だって、本気でやればできるはずだ」**という、小さなプライドに火がついたんです。

さぼり君
さぼり君

「認め合ってたあいつにできて、自分にできないはずがない」。その、ほとんど“意地”に近い感情が、最後の最後で僕を本当の「本気モード」へと突き動かしてくれたんだと思います。

危機④の克服法:【未来の自分を「想像」する】

「今、何してるの?」と聞かれる恐怖。
それを乗り越えるために僕がやっていたのは、**「もし合格したら、なんて報告しよう?」**と、未来の自分を想像することでした。

合格を心から喜んでくれるであろう、あの人の顔を思い浮かべる。
合格祈願でもらったお守りを眺め、それをくれた人に報告する瞬間をイメージする。
その**「未来の喜び」**を想像する数分間が、今日の苦しみを乗り越えるための、一番大きなエネルギーになってくれた気がします。

今、挫折しかけているあなたへ

もし今、あなたが「もう無理だ」と感じているなら、それはあなたの心が、正直な悲鳴をあげている証拠です。
どうか、その声を無視しないで、まずは自分を責めるのをやめて欲しいです。

僕も、何度も何度も挫折しました。でも、その度に「勉強法」や「環境」、「計画の立て方」を、“ダメな自分”に合わせて少しずつ変えていきました。

大切なのは、「あなた」が変わることではなく、「やり方」を変えることです。

完璧じゃなくていい。周りと比べなくていい。挑戦できる環境があるのなら、何度でも試せばいい。
あなたには、あなただけの戦い方があります。
その戦い方を見つける旅を、どうか諦めないでください。応援しています。

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このブログの運営者
うさぼり君

はじめまして、うさぼり君(usabori-kun)と申します。
元フリーターで、極度のHSP。
静かな場所ほどお腹が鳴り、試験のたびにパニック寸前…。
「自分は社会でやっていけないんじゃないか」と本気で悩んでいました。

そんな僕が、人生を変えるために挑戦したのが「公認会計士」という難関資格。
このブログでは、僕がHSPの悩みを乗り越え、自分だけの勉強法を見つけて合格した経験を元に、「繊細さ」を武器に変えるための戦略を発信しています。
あなたが自分のペースで、自分らしいキャリアを築くための“伴走者”になれたら嬉しいです。
【これまでに合格した資格】
・公認会計士
・中小企業診断士
・簿記3級、2級、1級
・事業再生士補
・相続診断士
・ファイナンシャルプランニング技能士(FP)2級

ほか、会計士資格による税理士試験全科目免除で、税理士資格も保有しています。

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