HSPで仕事辞めたい…は逃げじゃない。会社に行かなくても稼ぐ道はある【体験談】

HSPの人が、ストレスの多い会社員という働き方から、自分らしいキャリアパスへと一歩を踏み出す岐路に立っている様子。 HSPの悩み

朝、目が覚めた瞬間から、会社に行くのが憂鬱でたまらない。
職場の人間関係や、常に気を張っていないといけない環境に、心も体もクタクタ…。

「もう、仕事辞めたいな…」

ふと、そんな考えが頭をよぎるたびに、「でも、辞めたって次はない」「みんな我慢してるんだから、自分が弱いだけだ」と、無理やり自分に言い聞かせていませんか?

こんにちは。『HSP会計士の資格戦略室』を運営している、HSP会計士のさぼり君です。

かつての私も、会社員として働いていた頃、常に「仕事に行きたくない」という気持ちと戦っていました。周りの人の機嫌をうかがい、些細なことで深く傷つき、家に帰ればぐったり。まさに、エネルギーを消耗するためだけに職場へ通っているような感覚でした。

もしあなたが今、同じように苦しんでいるのなら、まず伝えたいことがあります。
「仕事辞めたい」と感じるのは、あなたが弱いからでも、逃げているからでもありません。
それは、あなたの繊細な気質(HSP)が、「今の環境は、あなたに合っていませんよ」と教えてくれている、大切なサインなのです。

この記事では、HSPがなぜ仕事で疲れ果ててしまうのか、そして、そんな私たちが自分らしく輝ける働き方を見つけるための具体的なステップを、私の体験談とともにお話しします。


なぜHSPは「仕事辞めたい」と感じやすいのか?3つの構造的な理由

「自分だけが弱いのかも…」と悩む前に、HSPが仕事で疲れやすいのは、ある意味で「当たり前」なのだと知ってください。

①マルチタスクや急な電話対応が苦手

一つのことに深く集中するのは得意な一方、HSPは同時に複数のタスクをこなしたり、急な割り込み仕事に対応したりするのが苦手な傾向があります。思考が深い分、切り替えに時間がかかり、大きなエネルギーを消耗してしまうのです。

②オープンスペースのオフィスなど、刺激が多すぎる環境

周りの人の会話、電話の音、キーボードを叩く音、上司のため息…。
オープンスペースのオフィスは、五感が鋭いHSPにとって、常に情報が洪水のように押し寄せてくる、非常に過酷な環境と言えます。

③「評価」に敏感で、常に完璧を求めすぎてしまう

「自分の仕事に何か問題があったかな?」「がっかりさせてないかな?」
他者からの評価に敏感なHSPは、常に120%の力で仕事をしてしまいがちです。完璧を求めるあまり、自分を追い込み、心身ともに疲弊してしまうのです。

【私の実体験】産業医に「過労」と診断された話

さぼり君
さぼり君

僕が「もう限界かもしれない」と強く感じたのは、産業医面談での出来事でした。特に残業が多かったわけでもないのに、会議室のような密室で複数人と作業すると、必ずお腹の調子が悪くなる。そのストレスを相談したんです。

さぼり君
さぼり君

いくつかの検査を受けた結果、産業医から告げられたのは「自律神経が極端に乱れています。過労なので、しばらく休みなさい」という言葉でした。

正直、ピンときませんでした。
「残業も少ないのに、過労?」
でも、その時ハッとしたんです。HSPにとっての「過労」は、労働時間の長さだけじゃない。周りに気を遣い、刺激に耐え続ける、その“日常”そのものが、心をすり減らす原因になるんだ、と。

定時で帰っていても、これほどまでにストレスを感じる。この働き方を続けていて、自分は本当に大丈夫なのだろうか?
その不安が、「辞めたい」という気持ちを強くしました。

「仕事辞めたい」から抜け出すための、HSP向け3ステップ

「辞めたい」という気持ちは、未来を考えるための大切なスタート地点です。
私が実際に試した、具体的な3つのステップをご紹介します。

ステップ①【自己分析】あなたが仕事で「本当に嫌なこと」を書き出す

まずは、漠然とした不安を言語化してみましょう。
「何が」あなたを疲れさせているのか?紙に書き出すだけで、客観的に自分を見つめ直せます。

私の場合は、

  • 上司や先輩のため息や独り言(自分のせいかと不安になる)
  • 会議室など密室での共同作業(お腹の調子が悪くなる)
  • 気に入らないものを勧める営業職(良心が痛む)
  • 昇格して責任と仕事量が増えること
    などでした。

ステップ②【環境調整】辞める前に、今の職場で「働き方」を変える

書き出した「嫌なこと」を避けるために、今の職場でできることはないか考えてみましょう。
私が実践したのは、**「昇格を望まない、割り切った働き方」**を選ぶことでした。

定期的な面談で「責任ある業務をしないか?」と聞かれるたびに、勇気を出してこう答え続けました。
「私の能力では、現状でいっぱいです」
「あまりバリバリ働きたくないんです」

周りからは変わっていると思われたかもしれません。でも、この選択のおかげで、業務量のストレスからは解放され、自分の将来をゆっくり考える時間と心の余裕が生まれました。

ステップ③【未来設計】会社に依存しない「自分だけの武器」を磨く

環境調整をしても、どうしても辛いなら、無理をする必要は全くありません。
あなたに合う場所は、必ずどこかにあります。

私にとっての次の一手は、会社という組織に依存しなくても生きていける**「専門性」という武器を身につけることでした。
それが、「資格」
だったのです。

さぼり君
さぼり君

正直に言うと、これも消去法でした。「営業は無理、単純な事務も嫌だ…。でも、平均以上の収入は欲しい」というワガママな考えから、「資格があれば、選択肢が増えるんじゃないか?」と思ったのがきっかけです。

さぼり君
さぼり君

それに、学生時代に勉強を頑張りきれなかったコンプレックスもありました。「一度くらい、本気で勉強して何かを成し遂げてみたい」という気持ちも、僕を後押ししてくれましたね。

HSPの強みである「一度決めたことを深く掘り下げる力」や「人の悩みに寄り添える共感力」は、専門職やコンサルタントのような仕事でこそ輝きます。

すぐに転職しなくても大丈夫。
まずは、あなたの市場価値を高めるための勉強を、少しずつ始めてみませんか。

まとめ:あなたの「辞めたい」は、より良い未来への「第一歩」

「仕事辞めたい」という気持ちは、決してネガティブなものではありません。
それは、あなたが自分自身と真剣に向き合い、「もっと自分らしく生きたい」と願っている、魂からのサインです。

まずは、そんな自分を責めるのをやめて、「毎日よく頑張ってるね」と、心の中で声をかけてあげてください。

そして、小さな一歩でいいので、あなたに合った働き方を探す旅を始めてみませんか。
仕事に行くのが嫌で、自分と向き合い続けたおかげで、今の私があります。

この記事が、その旅の地図となり、あなたの心を少しでも軽くすることができたなら、こんなに嬉しいことはありません。

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このブログの運営者
さぼり君

はじめまして、さぼり君(sabori-kun)と申します。
元フリーターで、極度のHSP。
静かな場所ほどお腹が鳴り、試験のたびにパニック寸前…。
「自分は社会でやっていけないんじゃないか」と本気で悩んでいました。

そんな僕が、人生を変えるために挑戦したのが「公認会計士」という難関資格。
このブログでは、僕がHSPの悩みを乗り越え、自分だけの勉強法を見つけて合格した経験を元に、「繊細さ」を武器に変えるための戦略を発信しています。
あなたが自分のペースで、自分らしいキャリアを築くための“伴走者”になれたら嬉しいです。
【これまでに合格した資格】
・公認会計士
・中小企業診断士
・簿記3級、2級、1級
・事業再生士補
・相続診断士
・ファイナンシャルプランニング技能士(FP)2級

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